谷崎潤一郎論

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電子あり

谷崎潤一郎論

タニザキジュンイチロウロン

講談社文芸文庫

『細雪』の刊行、文化勲章受章とまさに谷崎評価の絶頂期、それまで雑誌や新聞の注文に応じて執筆していた著者が、初めて「僕の方から頼んで書かせてもらった」挑戦的評論。武田泰淳は「乱れが無さすぎるほどよく整理された論文」として、その手さばきを有能な外科医の手術に喩え、「病根を知る者の緊張が、彼を徹底的にする」と絶賛した。読み物としても面白い独創的年譜に、補遺を加えた決定版。


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目次

第一部 ──神童・異端者の悲しみ──
第二部 ──捨てられる迄・饒太郎──
第三部 ──痴人の愛・春琴抄──
谷崎潤一郎年譜
解説  千葉俊二

書誌情報

紙版

発売日

2015年08月11日

ISBN

9784062902809

判型

A6

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2015年10月09日

JDCN

0629028000100011000Q

初出

本書は新潮文庫版『谷崎潤一郎論』(1956年4月)を底本としました(「谷崎潤一郎年譜」は、1956年以降に関しては同様な形式によって解説者が補ったものです)。

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