人形愛/秘儀/甦りの家

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電子あり

人形愛/秘儀/甦りの家

ニンギョウアイヒギヨミガエリノイエ

講談社文芸文庫

美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、華麗なる三部作。


美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。
夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。
奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。
高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。
男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、
華麗なる三部作。


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目次

人形愛
秘儀
甦りの家
年譜

書誌情報

紙版

発売日

2015年09月11日

ISBN

9784062902854

判型

A6

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2015年10月02日

JDCN

0629028500100011000G

初出

本書は、「人形愛」…1994年11月講談社刊『高橋たか子自選小説集』第四巻、「秘儀」…1979年4月講談社刊『文学1979』、「甦りの家」…1994年9月講談社刊『高橋たか子自選小説集』第三巻を底本としました。初出誌はすべて「群像」で、「人形愛」…1976年7月号、「秘儀」…1978年4月号、「甦りの家」…1980年9月号です。

収録作品

  • 作品名

    人形愛

    初出

    『群像』1976年7月号 底本:1994年11月講談社刊「高橋たか子自選小説集」第4巻

  • 作品名

    秘儀

    初出

    『群像』1978年4月号 底本:1979年4月講談社刊「文学1979」

  • 作品名

    甦りの家

    初出

    『群像』1980年9月号 底本:1994年9月講談社刊「高橋たか子自選小説集」第3巻

著者紹介

著: 高橋 たか子(タカハシ タカコ)

高橋たか子(1932.3.2~2013.7.12) 作家。京都市生まれ。京都大学文学部修士課程修了。修士論文は仏語で「モーリアック論」。大学卒業後に結婚した高橋和巳の創作活動を支える一方、自らも小説・評論を書き続ける。71年に夫を亡くした後洗礼を受け、日本とフランスを往復しながら霊的生活と作家活動を送る。『空の果てまで』の田村俊子賞を始め、『誘惑者』で泉鏡花賞、『怒りの子』読売文学賞、『きれいな人』毎日芸術賞など多くの文学賞を受賞。

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