
マイページに作品情報をお届け!
酔いざめ日記
ヨイザメニッキ
- 著: 木山 捷平

昭和七年(二七歳)から、亡くなる直前の昭和四三年(六四歳)までの木山捷平の日記、初文庫化。詩から始まり、昭和八年に太宰治たちと同人誌「海豹」創刊後、小説を発表し、様々な作家と交遊を深めた木山。生活は困窮をきわめ、体調をくずしながらも書き続けた日々。作家の心情、家庭生活、そして何よりも、自らの死までも、じっと作家の眼で冷静に描ききった生涯の記。
昭和七年(二七歳)から、亡くなる直前の昭和四三年(六四歳)までの木山捷平の日記、初文庫化。
詩から始まり、昭和八年に太宰治たちと同人誌「海豹」創刊後、小説を発表し、様々な作家と交遊を深めた木山。
生活は困窮をきわめ、体調をくずしながらも書き続けた日々。
作家の心情、家庭生活、そして何よりも、自らの死までも、じっと作家の眼で冷静に描ききった生涯の記。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
昭和七年~昭和四十三年
著者に代わって読者へ 木山みさを
書誌情報
紙版
発売日
2016年01月09日
ISBN
9784062903004
判型
A6
価格
定価:2,750円(本体2,500円)
ページ数
752ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2016年04月08日
JDCN
0629030000100011000L
初出
「浪曼」1972年11月創刊号~1974年9月号まで連載した日記(1932年より35年)に、その後終焉までを追加したものです。 本書は、1975年8月刊『酔いざめ日記』(講談社)が底本となっています。
著者紹介
木山捷平(1904.3.26~1968.8.23) 小説家。岡山県生まれ。1929年、詩集『野』を自費出版。33年、太宰治等と「海豹」創刊。34年、「青い花」同人。39年、最初の作品集『抑制の日』を刊行。44年、満州国農地開発公社嘱託として長春に赴き、45年8月、現地で応召。敗戦後長春で難民となる。この間の経緯は『耳学問』『大陸の細道』(芸術選奨)『長春五馬路』等に書かれる。96年、木山捷平文学賞創設。著書は他に『苦いお茶』『茶の木』『去年今年』『木山捷平全集』全8巻(講談社)など。