
マイページに作品情報をお届け!
30代作家が選ぶ太宰治
サンジュウダイサッカガエラブダザイオサム

「ときどき何だか恋しくなって、うっかりページをひらいてしまう」(朝吹真理子選「親友交歓」)、
「悲嘆にくれながら笑い、怒りながらおどける。背反を抱え、そのまま抱きしめ続ける人」(滝口悠生選「葉」)、
「儚くて、かわいくて、切実で」(西加奈子選「皮膚と心」)――
三十八歳で歿した太宰の短篇を、七人の現代作家が同世代の眼で選んだ作品選。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
新樹の言葉 青木淳悟・選
親友交歓 朝吹真理子・選
トカトントン 佐藤友哉・選
葉 滝口悠生・選
駈込み訴え 津村記久子・選
皮膚と心 西 加奈子・選
おさん 村田沙耶香・選
太宰治年譜
選者略歴
書誌情報
紙版
発売日
2016年04月09日
ISBN
9784062903066
判型
A6
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、『太宰治全集』第二巻~第四巻、第九巻、第十巻(1998年5~7月、1998年12月、1999年1月 筑摩書房)を底本としました。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
新樹の言葉
初出
-
作品名
親友交歓
初出
-
作品名
トカトントン
初出
-
作品名
葉
初出
-
作品名
駈込み訴え
初出
-
作品名
皮膚と心
初出
-
作品名
おさん
初出
著者紹介
太宰治(1909.6.19~1948.6.13) 小説家。青森県生まれ。県内屈指の素封家の六男として誕生。青森県立青森中学校在学時から同人誌に作品を発表。1930年、東京大学仏文科在学中に共産主義活動にのめり込み、女給田部シメ子と心中を図る。35年「文藝」に発表した「逆行」が第一回芥川賞候補となる。36年、処女作品集『晩年』刊行。37年、内縁の妻小山初代と心中未遂。39年、井伏鱒二の仲介で石原美智子と結婚し、安定した生活を得て充実した作品を次々に発表。戦後『斜陽』で流行作家となるが、『人間失格』を書き上げた48年に愛人山崎富栄と玉川上水で入水自殺。主な著書に『虚構の彷徨 ダス・ゲマイネ』『二十世紀旗手』『愛と美について』『東京八景』『新ハムレット』『駈込み訴え』『右大臣実朝』『津軽』『ヴィヨンの妻』『如是我聞』など。
その他: 朝吹 真理子(アサブキ マリコ)
その他: 西 加奈子(ニシ カナコ)
その他: 津村 記久子(ツムラ キクコ)
その他: 佐藤 友哉(サトウ ユウヤ)
その他: 村田 沙耶香(ムラタ サヤカ)
その他: 青木 淳悟(アオキ ジュンゴ)
その他: 滝口 悠生(タキグチ ユウショウ)