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天界と地獄
テンカイトジゴク

「禅」を世界的に広めた屈指の仏教学者、鈴木大拙。若き大拙は滞米中にスウェーデンボルグ(大拙の表記はスエデンボルグ)に衝撃を受け、帰国後まず出版したのが『天界と地獄』であった。霊的世界を天界、精霊界、地獄界に分け詳細に記述した本書は、神秘主義思想のバイブルとしてドストエフスキー、ボルヘスらにも強い影響を与えている。大拙思想の一つの源流を成す重要書。
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目次
第1章 天界
第2章 精霊界
第3章 地獄界
スエデンボルグ小伝 ゼームズ・スヒヤース
解説 安藤礼二
鈴木大拙略年譜
書誌情報
紙版
発売日
2016年08月11日
ISBN
9784062903202
判型
A6
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
576ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2016年10月14日
JDCN
0629032000100011000N
初出
本書は、岩波書店版『鈴木大拙全集』第二十三巻(1969年9月刊行)を底本として使用し、新字新かな遣いに改めました。なお、1910年刊行の単行本『天界と地獄』初版も参照し、誤字と思われる箇所は正し、適宜ふりがなと表記を調整しました。