三木清文芸批評集

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電子あり

三木清文芸批評集

ミキキヨシブンゲイヒヒョウシュウ

講談社文芸文庫

「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。


「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」
哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。
批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。


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目次

I 批評論
II 文学論
III 状況論
初出一覧
解説  大澤 聡
年譜  柿谷浩一

書誌情報

紙版

発売日

2017年09月09日

ISBN

9784062903592

判型

A6

価格

定価:1,705円(本体1,550円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2018年03月09日

JDCN

06A0000000000005759G

初出

本書は『三木清全集』11~13、16、19(1967年8月~10月、1968年1月、5月、岩波書店刊)を底本としました。

著者紹介

著: 三木 清(ミキ キヨシ)

三木清(1897.1.5~1945.9.26) 哲学者。兵庫県生まれ。第一高等学校を卒業後、京都帝国大学へ進み、西田幾多郎に師事する。22年ドイツへ留学し、ハイデルベルグ大学でリッケルトに、マールブルク大学でハイデガーに学ぶ。帰国後、法政大学教授に就任し、独自のマルクス主義解釈を展開するが、30年、日本共産党への資金援助の嫌疑で検挙、法政大学を辞す。出所後は哲学的著作を始め、広く評論活動を展開したり、岩波新書の立ち上げに尽力するなど多方面に活躍。45年6月、治安維持法違反の嫌疑をかけられていた高倉テルを匿ったとして拘置、同年9月26日に獄中にて死去。主著に『パスカルに於ける人間の研究』『歴史哲学』『哲学ノート』『人生論ノート』『他がある。

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