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日本の学歴エリート
ニホンノガクレキエリート
- 著: 麻生 誠

学歴社会を問い直す
日本社会はエリートをどう育てたか。
エリートは日本社会をどう導いたか。
エリートとは義務により定義されるものであって、権利によるものではない。エリートにとって生きることは永遠の緊張であり、間断なき訓練である--。日本社会は官僚、企業などの指導層をどのように育成し、近代化を達成したか。なぜいま卓越したリーダーを生み出せないのか。日本型学歴社会の病理を解明し、社会システムとしての英才教育を問い直す。
本書の内容
第1章 学歴エリートの実像 第2章 日本の教育と企業成長
第3章 大卒就職の社会史
第4章 官僚はどのように形成されたか
第5章 実学エリートの再評価
第6章 日本型学歴社会の構造と病理
付 論 女性エリートはいつまでも少数者なのか
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2009年12月12日
ISBN
9784062919746
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1974
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1991年に玉川大学出版部より刊行された「日本の学歴エリート」を再編集し、付論として「女性エリートはいつまでも少数者なのか」(麻生誠・天野郁夫編「現代日本の教育課題」放送大学教育振興会、1999年、所収)を加えたもの。
収録作品
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作品名初出
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作品名
学歴エリートの実像
初出
「学歴効用論」有斐閣、1977年(「学歴エリートの虚像と実像」を改題
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作品名
日本の教育と企業成長
初出
「日本の企業と社会」日本経済新聞社、1977年
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作品名
大卒就職の社会史
初出
「就職」有斐閣、1980年
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作品名
官僚はどのように形成されたか-日本型英才教育の果たした役割
初出
初出論文名「英才教育」第一法出規版、1969年
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作品名
実学エリートの再評価-実学の復権のために
初出
「実学のすすめ」有斐閣、1983年
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作品名
日本型学歴社会の構造と病理
初出
「日本の学歴社会は変わる」有斐閣、1981年
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作品名
女性エリートはいつまでも少数者なのか-男女共同参画社会への道
初出
初出論文名「男女共同参画社会への道-女性エリートはいつまでも少数者なのか」、「現代日本の教育課題-21世紀の教育を求めて」放送大学教育振興会、1999年