創造への飛躍

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創造への飛躍

ソウゾウヘノヒヤク

講談社学術文庫

科学の進歩と人類の危機とは?
人間の創造性の本質とは?
「この地球に生れあわせて」も収録!

量子論と相対論に代表される二十世紀物理学は物質観を変え技術文明を一変させる一方、人類と地球の危機をも招来した。科学と平和とは。人間の創造性の本質とは。そして素粒子論の行方は――。日本人初のノーベル賞受賞者が自らの人生に真摯に向き合った思索の飛跡。小松左京氏との対話に加え、「この地球に生れあわせて」も収録。(解説・川合 光)
私のえらんだのは物理学の研究という道であったが、それは、しだれ柳に飛びつく蛙のように、「創造への飛躍」をしようとする努力のくりかえしでもあった。(中略)人の一生の間には、思いがけないことが何度か起こると、先ほどもいった。そういう思いがけない事態の変化が、自分の研究活動そのものの意味についての深刻な反省を私に要求した。それが、ひいては私の人生観・世界観にも大きな影響を及ぼすことになった。(本書より)


書誌情報

紙版

発売日

2010年02月12日

ISBN

9784062919838

判型

A6

価格

定価:1,595円(本体1,450円)

通巻番号

1983

ページ数

496ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

原本は1971年7月、講談社文庫として刊行された。なお学術文庫版刊行にあたり、新たに「この地球に生れあわせて」(「この地球に生れあわせて」講談社文庫、1975年所収)を収録した。

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