
マイページに作品情報をお届け!
ベースボールの詩学
ベースボールノシガク
- 著: 平出 隆

百年以上も前に、ピラミッドをバックネット代りに試合をしたアルバート・スポルディングの世界一周興行。塁間九十フィートを決めたアレグザンダー・カートライト。その距離が、盗塁や併殺のクロスプレイをうみだしてきた……。ベースボールの起源をたどり、詩との同一性を見出す鮮烈な名篇。「ただ一個の白いボールが、この本全体なのである」。(講談社学術文庫)
人類はなぜベースボールを友とするのか。ボールを投げて、打つ。この遊びがやがてルールをまといはじめる。たかだか19世紀のことである。スポーツの本質を、詩人の感性で調べ尽くした快著!
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
第一章 スポルディングの不埒な遠征
第二章 ホイットマンの白球礼讃
第三章 古代エジプト起源説
第四章 クーパースタウン神話への旅
第五章 失われた野球場を求めて
第六章 ダイアモンドと無限
第七章 短詩型プレイヤー正岡子規
第八章 アメリカ現代詩の豪打と美技
第九章 魂のペッパーゲーム
書誌情報
紙版
発売日
2011年03月12日
ISBN
9784062920421
判型
A6
価格
定価:1,012円(本体920円)
通巻番号
2042
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年09月26日
JDCN
0629204200100011000O
初出
原本は、1989年、筑摩書房より刊行されたもの。