韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム

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韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム

カンコクハイッコノテツガクデアルリトキノシャカイシステム

講談社学術文庫

日本の道徳は古くさく韓国の道徳は青くさい
韓国社会の思想的な「しくみ」を独自の統一理論であざやかに解明する!!

「韓国に関する認識は最終的に解決された」。韓国人が垣間見せる理の顔と感情の顔、その乖離は何に由来するのか。儒教(朱子学)に基づく<理>と<気>の世界観を軸に、著者独自の「統一理論」で韓国人の思考や行動原理、そして韓国社会のメカニズムをあざやかに読み解いてゆく。思想史や歴史的経緯までも踏まえた、正しい韓国理解のための必読の一冊。

この書物では、韓国社会の思想的な「しくみ」のみが語られている。いわば学校の理科室にある骨格標本のようなものだ。肉づけをするための引用や説明はほとんど省いた。そのため読みにくいかもしれない。しかし韓国の「しくみ」を見渡すのには、よいのだ。韓国を旅しながら、韓国人と話しながら、「なぜこうなのか」と疑問に思うだろう。その答えの全豹が、この小さな本の中に書き込まれてあるのだ。――<本書より>


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目次

0 韓国・道徳志向的な国
1 上昇への切望――<理>志向性のしくみ
2 <理>と<気>の生活空間
3 <理>と<気>の文化体系
4 <理>と<気>の社会構造
5 <理気>の経済・政治・歴史
6 <理気>と世界・日本

書誌情報

紙版

発売日

2011年05月13日

ISBN

9784062920520

判型

A6

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

2052

ページ数

264ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

原本は、1998年、小社より刊行された。

著者紹介

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