ドストエフスキー人物事典

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ドストエフスキー人物事典

ドストエフスキージンブツジテン

講談社学術文庫

「死せる生」にあって「生ける生」を求める――。作家の分身である登場人物たちが作品の中で繰り返し展開するテーマ、それは苦痛の中に生きる人間の現実である。処女作『貧しい人たち』から絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』まで、全小説の内容紹介とともに百九十三人の主要登場人物を論じ、ドストエフスキー文学の魅力に迫る、読む「人物事典」。(講談社学術文庫)


読む前に、読むときに、読んでから――この一冊で“文豪”のすべてがわかる!

「死せる生」にあって「生ける生」を求める――。作家の分身である登場人物たちが作品の中で繰り返し展開するテーマ、それは苦痛の中に生きる人間の現実である。処女作『貧しい人たち』から絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』まで、全小説の内容紹介とともに百九十三人の主要登場人物を論じ、ドストエフスキー文学の魅力に迫る、読む「人物事典」。

ヂェーヴシキン(『貧しい人たち』)、ラスコーリニコフ、ソーニャ(『罪と罰』)、ムィシキン(『白痴』)、ピョートル、マリヤ(『悪鬼ども』)、アルカーヂー(『未成年』)、ドミートリー、イワン、アリョーシャ(『カラマーゾフの兄弟』)――。作家の分身たる193人の主要登場人物の徹底探究を通し、全小説を貫くテーマ、そして普遍性と現代性を浮き彫りにする。崇拝のベールを取り払い、ドストエフスキーの実像がここに現れる。

※本書の原本は1990年、朝日新聞社から刊行されました。


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目次

1 『貧しい人たち』
2 『分身』
3 『プロハルチン氏』
4 『九通の手紙から成る長編小説』
5 『ペテルブルグ年代記』
6 『女あるじ』
7 『ポルズンコフ』
8 『かよわい心』
9 『他人の女房とベッドの下の亭主』
10 『正直な泥棒』
11 『ヨールカ祭りと結婚式』
12 『白夜』
13 『ネートチカ・ネズワーノワ』
14 『幼いヒーロー』
15 『死の家の記録』
16 『おじさんの夢』
17 『ステパンチコヴォ村とその住人たち』
18 『虐げられた人たち』
19 『いやらしい小噺』
20 『地下室の手記』
21 『わに』
22 『賭博者』
23 『永遠の亭主』
24 『ボボーク』
25 『おとなしい女』
26 『おかしな男の夢』
27 『罪と罰』
28 『白痴』
29 『悪鬼ども(悪霊)』
30 『未成年』
31 『カラマーゾフの兄弟』

書誌情報

紙版

発売日

2011年06月11日

ISBN

9784062920551

判型

A6

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

2055

ページ数

576ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2015年01月16日

JDCN

0629205500100011000Y

初出

原本は1990年、朝日新聞社から刊行された。

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