鎌倉と京 武家政権と庶民世界

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鎌倉と京 武家政権と庶民世界

カマクラトキョウブケセイケントショミンセカイ

講談社学術文庫

中世とは、地方武士と都市庶民の時代だった。武士擡頭の契機となった保元の乱に筆を起こし、源頼朝とその前後の政治史をふまえて読み解く、一貫した歴史の視座。生活の場(都市・農村・家)と、その場での営為(芸能・文学・宗教・政治)から明かされる、自我がめざめた「個」の時代の相貌。十二世紀後半から十四世紀前半にかけての中世像が鮮やかに甦る。


保元の乱から鎌倉幕府滅亡へ――
武士の擡頭とともに中世は幕をあけた

中世とは、地方武士と都市庶民の時代だった。武士擡頭の契機となった保元の乱に筆を起こし、源頼朝とその前後の政治史をふまえて読み解く、一貫した歴史の視座。生活の場(都市・農村・家)と、その場での営為(芸能・文学・宗教・政治)から明かされる、自我がめざめた「個」の時代の相貌。十二世紀後半から十四世紀前半にかけての中世像が鮮やかに甦る。

※本書の原本は、1988年5月、小学館より「大系日本の歴史」第五巻として刊行されました。本講談社学術文庫は、1992年12月に同社より刊行された、小学館ライブラリー版を底本としています。


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目次

中世への案内――はじめに
第一章 中世の序幕
第二章 武家政権への道
第三章 源平の争乱
第四章 鎌倉幕府と武士団
第五章 王朝文化の新展開
第六章 鎌倉と京の政権
第七章 承久の乱と執権政治
第八章 中世都市の成立
第九章 つながる農村社会
第十章 庶民信仰と新仏教
第十一章 蒙古襲来
第十二章 鎌倉末期の社会
第十三章 幕府の滅亡

書誌情報

紙版

発売日

2014年01月11日

ISBN

9784062922142

判型

A6

価格

定価:1,518円(本体1,380円)

通巻番号

2214

ページ数

480ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2017年02月03日

JDCN

0629221400100011000X

初出

1988年5月、小学館より「大系日本の歴史」第五巻として刊行。本講談社学術文庫は、1992年12月に同社より刊行された、小学館ライブラリー版を底本としている。

著者紹介

著: 五味 文彦(ゴミ フミヒコ)

1946年生まれ。 東京大学文学部卒業,東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。お茶の水女子大学文教育学部助教授,東京大学大学院人文社会系研究科教授等を務め,現在は放送大学教養学部教授。東京大学名誉教授。専門は日本中世史。著書に『院政期社会の研究』『平家物語、歴史と説話』『吾妻鏡の方法』『中世のことばと絵』(サントリー学芸賞受賞作)『藤原定家の時代』『日本中世史』『絵巻で読む中世』『日記に中世を読む』『人物叢書 平清盛』『武士の時代』『中世文化の美と力』『書物の中世史』(角川源義賞受賞作)『日本の中世を歩く』『後鳥羽上皇』ほか多数。

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