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満鉄調査部
マンテツチョウサブ
- 著: 小林 英夫

ソ連研究の中心地であり、満洲国建国に際して経済計画の策定に注力。日中戦争期には占領地の宣撫工作と調査活動とともに、日中戦争の行方を予測する総合調査までも担った。アジア太平洋戦争開戦後は、ビルマ・マラヤの調査までも手がけたが、関東憲兵隊との摩擦により機能停止に。満鉄調査部の活動は、いまでは「日本初のシンクタンク」と評され、そのエッセンスが戦後の経済発展やアジア研究に大きく寄与した。その全貌を明かす。
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目次
はじめに──「元祖シンクタンク」としての満鉄調査部
序 章 満鉄調査部の誕生
第一章 調査機関とロシア革命
第二章 国益と社益の間で
第三章 満鉄調査部と日中戦争
第四章 満鉄調査部事件の真相
第五章 それぞれの戦後
補 論 満鉄調査部と戦後の日本社会
主要参考文献
関連年表
あとがき
学術文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2015年04月11日
ISBN
9784062922906
判型
A6
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
2290
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2015年05月29日
JDCN
0629229000100011000T
初出
本書は2005年に平凡社から刊行された『満鉄調査部――「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊』を底本としたものです。