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関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する
カントウダイシンサイショウボウイリョウボランティアカラケンショウスル
- 著: 鈴木 淳

1923(大正12)年9月1日、11時58分44秒。東京を襲った大地震は10万を超える人命を奪い、近代国家・日本に深い爪痕を残した。しかし、そこでは被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々の姿があった。消防、医療、ボランティア、そして情報。今日、注目を集める災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、共有すべき歴史の教訓を読みなおす。
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目次
はじめに
第一章 震災当時の防災体制
第二章 猛火と戦った人々
第三章 放置された重傷者──江東地区における罹災者医療
第四章 大正の震災ボランティア
おわりに
参考文献
学術文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2016年08月11日
ISBN
9784062923811
判型
A6
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
2381
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年08月26日
JDCN
0629238100100011000Y
初出
本書の原本は、2004年12月、筑摩書房より刊行されました。
著者紹介
1962年生まれ。東京大学人文社会系研究科・文学部教授。専攻は日本近代史、社会経済史。東京大学文学部国史学科卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。著作に『明治の機械工業』『町火消たちの近代』『新技術の社会誌』『維新の構想と展開』『科学技術政策』などがある。