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禅語の茶掛を読む辞典
ゼンゴノチャガケヲヨムジテン

禅の世界観・人間観を短い言葉に表した「禅語」。それを一行の書で表現し、掛軸として茶席をつくりあげる「茶掛」。言葉と書、それぞれに深淵なる表現を味わうための手引が一冊に。禅語の意味とともに、つづけ字の読み方、表現の仕組み、見どころ等について、わかりやすくコンパクトに解説する。「茶禅一味」=茶と禅はひとつ。計り知れぬ世界への絶好の入口。
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目次
禅語とは何か――沖本克己
書の世界――角田恵理子
[あ行]
雨過ぎて夜塘秋水深し(あめすぎてやとうしゅうすいふかし)
雨を聴いて寒更尽く、門を開けば落葉多し(あめをきいてかんこうつく、もんをひらけばらくようおおし)
暗香浮動月黄昏(あんこうふどうつきこうこん)
庵中閑かに打坐す(あんちゅうしずかにだざす)
安眠高臥して青山に対す(あんみんこうがしてせいざんにたいす)
行きては到る水の窮まる処(いきてはいたるみずのきわまるところ)
一(いち)
一雨千山を潤す(いちうせんざんをうるおす)
……(以下略)
書誌情報
紙版
発売日
2017年01月12日
ISBN
9784062924115
判型
A6
価格
定価:1,023円(本体930円)
通巻番号
2411
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2017年01月27日
JDCN
0629241100100011000U
初出
本書の原本は、2002年に小社より刊行されました。
著者紹介
1943年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。仏教学。花園大学名誉教授。文学博士。著書に『禅の思想とその流れ』『臨済義玄』『沖本克己仏教学論集』(全5巻、刊行中)ほか。
東京教育大学教育学部芸術学科卒業。書家・書道史家。著書に『入門 日本語のくずし字が読める本』『実践 日本語のくずし字が読める本』『国芳も春画も読めるわかる はじめてのくずし字教室』ほか。