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エスの本 ある女友達への精神分析の手紙
エスノホンアルオンナトモダチヘノセイシンブンセキノテガミ
- 著: ゲオルク・グロデック ,
- 訳: 岸田 秀 ,
- 訳: 山下 公子

「人間は、自分の知らないものに動かされている」。フロイトの理論に大きな影響を与えた医師グロデックが、フロイトへの書簡を元に、架空の女友達にむけて「エス」を説明したのが本書である。「知ろうとするのをやめ、空想する決心をすれば、無意識の奥深く突入することができます」。混沌として論理的な世界の理をあかし、「病」の概念すら変える心身治療論。
ⒸShu Kishida/Kimiko Yamashita
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目次
エスの本
訳者解説――山下公子
訳者あとがき――岸田秀
書誌情報
紙版
発売日
2018年04月10日
ISBN
9784062924955
判型
A6
価格
定価:1,738円(本体1,580円)
通巻番号
2495
ページ数
464ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2018年04月27日
JDCN
06A0000000000020082N
初出
本書はGeorg Groddeck,Das Buch vom Es:Psychoanalytische Briefe an eine Freundin,Internationaler Psychoanalytischer Verlag.Wien,1923 の全訳。
著者紹介
(1866-1934)ドイツのバート・ケーゼンに生まれる。「エス」や「転移」といった精神分析における重要な概念を提唱し、フロイト理論にも大いに影響を与えた。エスを措定したことで心と身体と病の総合的な見方を可能とし、「心身医学の父」とも呼ばれる。
1933年、香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。和光大学名誉教授。精神分析者、エッセイスト。著書に『ものぐさ精神分析』など。
1952年、香川県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。早稲田大学教授。ドイツ文学者。著書に『ヒトラー暗殺計画と抵抗運動』など。