野球の国のアリス

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野球の国のアリス

ヤキュウノクニノアリス

講談社文庫

春風に誘われたような気まぐれから、アリスは新聞記者の宇佐木さんのあとを追い、時計屋の鏡の中に入ってしまった。その日は夏休みの「全国中学野球大会最終戦」の前日。少年野球のエースだった彼女は、負け進んだチーム同士が戦う奇妙な大会で急遽投げることになる。美しい季節に刻まれた大切な記憶の物語。


目次

はじめに
第一部
1 金色の午後、アリスが話し始める。
2 そこでアリスは、鏡の中に入る。
3 どうやら、こっちは野球の国らしい。
4 へんな大会に、アリスが燃える。
5 そこでアリスは、《やるしかない》と思った。
6 野球の好きな安西君。
7 野球部員、アリス。
8 おとうさんの、《適応》の話。
9 アリス、球場に行く。
第二部
1 穴の中のアリス、そして、ひらりひらりとユニフォーム。
2 その夕暮れのキャッチボール。
3 宇佐木さんとお茶の会。そして女王様のこと。
4 宇佐木さんの計画。
5 アリス、グローブを抱く。
6 野球へのお誘い。
7 練習開始。
8 アリス、ペットボトルをにぎりつぶす。
9 コールドゲーム?
10 パワー、充電。
11 アリス、桜を見る。
12 花吹雪の中にアリス。それでは、みなさん、さようなら。
わたしが子どもだったころ

書誌情報

紙版

発売日

2016年01月15日

ISBN

9784062933001

判型

A6

価格

定価:649円(本体590円)

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社文庫

初出

本作品は2008年8月に“ミステリーランド”として刊行されたものです。

著者紹介

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