永遠に、私を閉じこめて

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電子あり

永遠に、私を閉じこめて

エイエンニワタシヲトジコメテ

講談社文庫

信じないけど愛してる。女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。どこにある? 私の愛ーー11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は、性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し、婚約者と帰郷をした沙織は、その男・恭司と予期せぬ形で再会、さらわれ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は? 映画『溺愛』原作者がつづる性愛小説。体の奥底から想いは溢れて止まらない。
◎「夕刻、暴力的にこの身を責めた炎が、まだ体内でくすぶっていた。可哀想、私よりこの人が、可哀想--彼に貫かれ、神経がばらばらに刻まれる中で、ずっと思っていた。なぜこの人はこうなんだろう。激痛に蝕まれているのは自分だけではなく、彼も同じだった。」<本文より>


ⒸAyano Ukami

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書誌情報

紙版

発売日

2016年07月15日

ISBN

9784062934251

判型

A6

価格

定価:671円(本体610円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2020年12月25日

JDCN

06A0000000000148563R

著者紹介

著: うかみ 綾乃(ウカミ アヤノ)

大阪生まれ。奈良に育つ。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮(まむし)の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞。近刊に『甘く薫る桜色のふくらみ』(幻冬舎アウトロー文庫)、『ドミソラ』(幻冬舎)、『贖罪(しょくざい)の聖女』(イースト・プレス)などがある。『姉の愉悦』(幻冬舎アウトロー文庫)は2016年『溺愛』と改題、映画化された。

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