ぴんぞろ

浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた脚本家の「おれ」は、まるでサイコロの目に導かれるように、地方のさびれた温泉街に辿り着く。そこであてがわれたのは、ヌード劇場の司会業。三味線弾きのルリ婆さんと、その孫リッちゃんとの奇妙な共同生活の末に訪れた、意外な結末とは。笑いと哀切に満ちた傑作。

目次

ぴんぞろ
ぐらぐら一二

書誌情報

紙版

• 発売日: 2017年02月15日
• ISBN: 9784062935692
• 判型: A6
• 価格: 定価：605円（本体550円）
• ページ数: 160ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2017年04月14日
• JDCN: 0629356900100011000D

初出

本書は、2011年8月に小社より単行本として刊行されたものです。

著者紹介

著： 戌井　昭人（イヌイ　アキト）

戌井/昭人 1971年、東京生まれ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」にて、台本、出演、諸々担当。2008年『鮒のためいき』でデビュー。本書を含め、過去５作が芥川賞候補となる。 『すっぽん心中』で第40回川端康成賞受賞。 主な著書に『まずいスープ』『ひっ』『どろにやいと』『俳優・亀岡拓次』『酔狂市街戦』などがある

製品関連情報

• 

  お知らせ

  ちいかわ×よむーく、夢の共演！ 講談社文庫2025年春フェア開催!!