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女王(下)
ジョオウゲ
- 著: 連城 三紀彦

古代史研究家であった妻、加奈子から、父の日記を手渡された荻葉史郎。父の春生は「自分はまちがいなく南北朝の末期にも生きていた」と記し、また、燃えさかる炎のような瞳をもつ女王、卑弥呼のもとにいたことをも詳細に記録していた。壮大な歴史の渦に呑み込まれた父と息子の軌跡を描く、連城ミステリーの精華。巻末に連城三紀彦「最後のインタビュー」も収録。
時空を超える、連城ミステリーの傑作。
南朝の天皇に仕えた男。
炎の瞳をもつ古代の女王。
謎がちりばめられたノート。
すべてをつなぐ、唯一の答とは。
古代史研究家であった妻、加奈子から、父の日記を手渡された荻葉史郎。父の春生は「自分はまちがいなく南北朝の末期にも生きていた」と記し、また、燃えさかる炎のような瞳をもつ女王、卑弥呼のもとにいたことをも詳細に記録していた。壮大な歴史の渦に呑み込まれた父と息子の軌跡を描く、連城ミステリーの精華。巻末に連城三紀彦「最後のインタビュー」も収録。
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目次
二章
三章
終章
特別収録〈最後のインタビュー「わが人生最高の10冊」〉 「男と女の物語」に魅せられた作家生活 連城三紀彦
書誌情報
紙版
発売日
2017年10月13日
ISBN
9784062937313
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年11月10日
JDCN
06A0000000000009275P
初出
本書は2014年10月、小社より単行本として刊行されました。特別収録〈対談〉「連城三紀彦の素顔と『女王』の魅力」…「小説現代」2014年11月号、特別収録〈最後のインタビュー「わが人生最高の10冊」〉「「男と女の物語」に魅せられた作家生活」…「週刊現代」2013年10月26日号(構成・朝山実)
著者紹介
1948年愛知県生まれ。1978年『変調二人羽織』で第3回〈幻影城〉新人賞に入選。1981年「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞、1984年『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で第91回直木賞、1996年『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月19日に逝去。著書多数。日本の多くのミステリー作家に多大な影響を与え、他界後も多くの作品が再刊されている。2014年日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。