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罪責の神々 リンカーン弁護士(上)
ザイセキノカミガミリンカーンベンゴシジョウ

依頼人アンドレ・ラコースは殺害容疑で逮捕されていた。女性を絞殺し、証拠隠滅をはかって火を放ったのだという。かつての依頼人デイトンが名前を変え、ロスに戻り、娼婦に復帰し、殺されていたとは意外だった。ハラーは、ラコースの弁護を引き受けることにした。事件を独自に調査した結果、ラコースは本人の言うように無実であり、何者かにはめられたのだとハラーは確信する。
悪徳捜査官マルコは違法な捜査方法で、実績をあげることを平気でやってのける人間だった。 終身刑判決無効の申し立てをおこなわせ、デイトンを証人として召喚しようという動きを知ったマルコが先手を打って、デイトンの口封じをさせたのだった。
当局側の人間として事前に情報を知る有利な立場から、マルコはハラーの先回りをして、証拠や証人潰しをつづけていく……。
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目次
第一部 グローリー・デイズ 十一月十三日火曜日(1~10)
第二部 ミスター・ラッキー 四月二日火曜日(11~23)
書誌情報
紙版
発売日
2017年10月13日
ISBN
9784062937764
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年11月10日
JDCN
06A0000000000008081J