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なぎさの媚薬(上)
ナギサノビヤクジョウ
- 著: 重松 清

「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分と女性たちとの夢。切なさに満ちた官能恋愛小説。
男を青春時代に
戻してくれる、
伝説の娼婦がいるという。
甘くてときに残酷な、「性」と救済を描いた傑作長編小説!
「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分と女性たちとの夢。切なさに満ちた官能恋愛小説。
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目次
なぎさの媚薬(上)
目次
海の見えるホテル
追憶の課外授業
彼女を憐れむ歌
ねえさんの浴衣
霧の中のエリカ
書誌情報
紙版
発売日
2017年10月13日
ISBN
9784062937788
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
ページ数
736ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年10月14日
JDCN
06A0000000000007328X
初出
本書は、小学館より『なぎさの媚薬 敦夫の青春|研介の青春』(2004年)、『哲也の青春|圭の青春 なぎさの媚薬2』(2005年)、『霧の中のエリカ なぎさの媚薬3』(2006年)として単行本が刊行され、小学館文庫より『なぎさの媚薬1 海の見えるホテル』(2007年)、『なぎさの媚薬2 追憶の課外授業』『なぎさの媚薬3 彼女を憐れむ歌』『なぎさの媚薬4 ねえさんの浴衣』『なぎさの媚薬5 霧の中のエリカ』(いずれも2008年)として刊行されたものを再編集し文庫化したものです。
著者紹介
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。