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隠密 味見方同心(九) 殿さま漬け
オンミツアジミカタドウシン9トノサマヅケ
- 著: 風野 真知雄

兄・波之進を殺害した下手人を追って浮かび上がってきたのは、かの御三家水戸藩。そんな大物が相手では、兄貴の仇はもう諦めるしかないのか……。大川に身投げしたいほど落胆する魚之進に、吉原で殺しの報が入る。傷心の心持ちで、遊女たちに聞き込みを始める魚之進。大人気シリーズ涙と笑い、感動の最終巻!
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目次
串刺し大福)浅草寺で売っている串刺しの大福。串に刺すことに意味はあるのか?
海苔巻きうどん)うどん一本一本を海苔巻く。たれの味も濃く酒の肴にいいのだが……
梅干し饅頭)ひとつだけ梅干しが仕込まれている、激酸っぱい饅頭がでる茶会がある。
殿さま漬け)御殿に住む「漬け物の殿さま」はあらゆるものを極上の漬け物に漬ける。
書誌情報
紙版
発売日
2017年12月15日
ISBN
9784062938068
判型
A6
価格
定価:671円(本体610円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2018年01月12日
JDCN
06A0000000000010932G
著者紹介
かぜの・まちお 1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい秘剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帳』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は『味見方同心』シリーズの第9作(最終巻)。