
マイページに作品情報をお届け!
新装版 鬼面の研究
シンソウバンキメンノケンキュウ
- 著: 栗本 薫

閉鎖的な集落、ダイイングメッセージ、首のない死体、読者への挑戦状――探偵小説のエッセンスを詰め込んだ金字塔、待望の新装版化!九州の秘境にある集落を大手テレビ局のドキュメンタリー番組で取材することになった森カオル。伊集院大介は同行を申し出る。伝説と因習に生きる住民と、テレビスタッフが対立するうち次々と犠牲者が。不可解な連続殺人の謎に伊集院大介が挑む。〈解説 福井健太〉
閉鎖的な集落、ダイイングメッセージ、首のない死体、読者への挑戦状――
探偵小説のエッセンスを詰め込んだ金字塔、待望の新装版化!
九州の秘境にある集落を、大手テレビ局のドキュメンタリー番組で取材することになった森カオル。なぜか伊集院大介は同行を申し出る。鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と、やらせ体質の強いテレビスタッフが対立するうち次々と犠牲者が。不可解な連続殺人の謎に伊集院大介が挑む、探偵小説の傑作。
〈解説 福井健太〉
目次
プロローグ
第一課 十三人の乗客の研究
第二課 謎の村人の研究
第三課 嵐の山荘の研究
第四課 ダイイング・メッセージの研究
第五課 見立て殺人の研究
第六課 予告殺人の研究
第七課 首のない死体の研究
第八課 読者への挑戦の研究
研究発表 大団円
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2017年12月15日
ISBN
9784062938099
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
本書は小社より、1981年に単行本として刊行され、1984年に文庫版として刊行した作品の新装版です。
著者紹介
1953年東京都生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒。’77年、中島梓として『文学の輪郭』で第20回群像新人文学賞評論部門を受賞、文芸評論家としてデビュー。翌’78年『ぼくらの時代』で第24回江戸川乱歩賞、’81年『絃の聖域』で第2回吉川英治文学新人賞を受賞、若きエンターテインメント作家として注目を集めた。以降、ミステリー、SF、時代、伝奇小説の執筆、ミュージカルの脚本、演出、作詞作曲、ライブ演奏など多才ぶりを発揮。通巻130巻を数え前人未到の大長編となった「グイン・サーガ」シリーズをはじめ、「魔界水滸伝」シリーズなど、著作は400冊を超える。2009年、逝去。
既刊・関連作品一覧
関連シリーズ
-
六月の桜 伊集院大介のレクイエム
-
陽気な幽霊 伊集院大介の観光案内
-
優しい密室
-
木蓮荘綺譚 伊集院大介の不思議な旅
-
猫目石
-
逃げ出した死体<伊集院大介と少年探偵>
-
怒りをこめてふりかえれ
-
第六の大罪 伊集院大介の飽食
-
早春の少年 伊集院大介の誕生
-
青の時代 伊集院大介の薔薇
-
聖者の行進 伊集院大介のクリスマス
-
水曜日のジゴロ 伊集院大介の探求
-
身も心も 伊集院大介のアドリブ
-
真夜中のユニコーン 伊集院大介の休日
-
女郎蜘蛛 伊集院大介と幻の友禅
-
樹霊の塔 伊集院大介の聖域
-
仮面舞踏会
-
伊集院大介の冒険
-
伊集院大介の新冒険
-
伊集院大介の私生活
-
タナトス・ゲーム 伊集院大介の世紀末
-
魔女のソナタ 伊集院大介の洞察