死に支度

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電子あり

死に支度

シニジタク

講談社文庫

91歳の誕生日を前にして、長年付き添ってくれた寂庵のスタッフたちが一斉に辞めることになった。最年少、24歳のモナを除いて。好きな仕事に専念してほしいとの心遣いからだった。出家以来40年ぶりの革命で、モナと二人の新しい生活に入る。「毎日が死に支度」と思い定めて、この小説の連載も開始した。


91歳の誕生日を目前にして、長年付き添ってくれた寂庵のベテランスタッフたちが一斉に辞めることになった。最年少、24歳のモナを除いて。好きな仕事に専念してほしいとの心遣いからだった。卒寿を機に「春の革命」ともいうべき、出家以来40年ぶりの寂庵の大改革を行い、モナと二人きりの新しい生活に入る。これまでの人生を振り返り、出会ってきた人々や出家者たちの死を想い、自らの死に方について考えてゆく。「毎日が死に支度」と思い定め、最後のつもりでこの小説の連載も開始した……。


目次

老鶯
春の革命
母コハルの死
春の雪
てんやわんや寂庵
点鬼簿
それぞれ
臨終行儀
負け戦さ
木の花
虹の橋
幽霊は死なない

書誌情報

紙版

発売日

2018年01月16日

ISBN

9784062938457

判型

A6

価格

定価:770円(本体700円)

ページ数

336ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2018年01月16日

JDCN

06A0000000000012281T

初出

本書は2014年10月に、小社より単行本として刊行されました。文庫化にあたり、一部を加筆・修正しました。

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