君と時計と雨の雛　第三幕

大切な人の死を知る度に、時計の針は何度でも過去へと巻き戻る。「親友や家族が世界から消失する」というあまりにも大きな代償とともに――。幼馴染の織原芹愛の死を回避したい杵城綜士と、想い人を救いたい鈴鹿雛美だったが、願いも虚しく残酷な時間遡行は繰り返される。雛美が頑なにつき通していた「嘘」、そしてもう一人のタイムリーパーの存在がループを断ち切る鍵となるのか!?

目次

幕　　間　ひとりぼっちのダ・カーポ
第十一話　この世界には君がいて
第十二話　雨で涙も見えないけれど
第十三話　たとえ世界を騙せても
第十四話　私だけに聞こえる声で
あとがき

書誌情報

紙版

• 発売日: 2016年05月19日
• ISBN: 9784062940177
• 判型: A6
• 価格: 定価：759円（本体690円）
• ページ数: 288ページ
• シリーズ: 講談社タイガ

電子版

• 発売日: 2016年05月19日
• JDCN: 0629401700100011000D

著者紹介

著： 綾崎　隼（アヤサキ　シュン）

1981年生まれ。第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞しデビュー。

装丁： ｂｏｏｋｗａｌｌ（ブックウォール）