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恐怖小説 キリカ
キョウフショウセツキリカ
- 著: 澤村 伊智

ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣には支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが――。
本当にごめんなさい。日本ホラー小説大賞は、ついうっかり「本物」を世に出してしまいました。
澤村さん、〇〇を本当に〇〇のは止めましょうよ。――貴志祐介
『ぼぎわんが、来る』、『ずうのめ人形』でエンタメ小説界を震撼させた澤村伊智が、スティーヴン・キングの傑作『ミザリー』に挑む!
人間が一番怖い――。
あなたの日常を侵食する究極のサイコ・サスペンス!
ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣には支えてくれる最愛の妻・キリカ。
順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。
やがて不幸(ミザリー)は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが――。
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ──始まり、あるいは終わり
第一章 小説「不幸は出発の前に」香川隼樹
第二章 小説「長い長い妻の告白」香川霧香
第三章 小説「友人に関する覚え書き」梶山啓太
エピローグ──あとがきにかえて
書誌情報
紙版
発売日
2017年01月18日
ISBN
9784062940528
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
290ページ
著者紹介
1979年、大阪府生まれ。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。デビュー作にもかかわらず同作は、鋭い恐怖描写と卓抜した構成力で大きな反響を呼ぶ。つづく第2作『ずうのめ人形』でも評判を呼び、一躍ホラー小説界、エンターテイメント小説界の次世代を担う旗手として注目を集めている。