あなたの“がんリスク”を確実に減らす本
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あなたの“がんリスク”を確実に減らす本

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がんの原因は「生活習慣」「感染」「環境」「遺伝」の4つです。これまでは酒・喫煙・肥満などの生活習慣ばかりが指摘されてきましたが、2013年5月、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーさんの乳房切除で「遺伝するがん」が反響を呼びました。本書は、最新の研究で解明されてきた「がんリスク」を、具体的な数字とともに解説。「自分のかかりやすいがんは何か」、そして「自分のがんリスクを取り除く方法」がわかります。


 いまも日本人の死因トップはがん。日本人の2人に1人ががんにかかり、男性の4人に1人、女性の6人に1人ががんで死亡しています。40代に入ったら「がん年齢」です。
 最新の治療法と早期発見により「治るがん」は増えていますが、一方で「患者数の急伸しているがん」「死亡率が高い難治のがん」「生活へのダメージが大きいがん」もあります。
 がんの原因としては、これまで酒・喫煙・肥満などの生活習慣ばかりが指摘されてきましたが、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーさんの乳房切除により「遺伝するがん」が反響を呼びました。
 著者の寺本先生は、内外の大学の研究室、総合病院、そして個人クリニックと、30年以上にわたり、がん治療の前線で闘ってきました。現在も東京医科歯科大学臨床教授として、医学生の育成に務めています。研究医・専門医・臨床医として最先端のがん医療と患者さんの肉声を同時に知る、稀有なお医者さんです。
 本書は、「生活習慣」「感染」「環境」「遺伝」の4つの要因で決まる「がんリスク」を具体的な数字とともに解説。自分のかかりやすいがんは何か、がわかります。さらに、日本人に多い10大がんについて、自分の「がんリスク」を取り除くあらゆる方法を説明します。


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目次

 まえがき がんもリスクマネージメントできる時代
第1章 がんはコントロールできる
第2章 自分の「がんリスク」を知ろう
 【1】胃がん PG法が陽性でピロリ菌が陰性ならリスクは120倍!
 【2】大腸がん 大腸ポリープ(大腸腺腫)に注意
 【3】肺がん より長期間、より多く喫煙するほどリスクが上がる
 【4】食道がん フラッシャーかつ大酒飲みはリスクが13倍
 【5】肝臓がん ほぼ9割がB型肝炎かC型肝炎に由来する
 【6】膵がん 血縁者が膵がんだったら用心
 【7】乳がん 閉経前と後で予防の考え方が変化する
 【8】子宮頸がん 原因のほぼ100%がHPVというウイルス感染
 【9】その他のがん 増加している前立腺がん、死亡率の高い胆道がん
第3章 あなたの「がんリスク」を取り除く方法
 【1】感染症から見た予防 胃がん・肝臓がん・子宮頸がんほか
 【2】遺伝から見た予防 乳がん・膵がん
 【3】食生活からみた予防 胃がん・大腸がん・食道がんほか
 【4】飲酒から見た予防 口腔咽頭がん・喉頭がん・食道がんほか
 【5】喫煙から見た予防 肺がん・食道がん・口腔咽頭がん・喉頭がんほか
 【6】肥満から見た予防 大腸がん・乳がん
 【7】運動から見た予防 大腸がん・閉経後の乳がん・子宮がんほか
 【8】糖尿病から見た予防 肝臓がん・卵巣がん・胃がん。膵がんほか
 【9】年齢から見た予防 高齢者とがん
 あとがき がんとのつきあい方には3つあります

書誌情報

紙版

発売日

2013年08月23日

ISBN

9784062953030

判型

四六

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

192ページ

シリーズ

らくらく本

電子版

発売日

2014年04月11日

JDCN

0629530300100011000A

著者紹介

著: 寺本 研一(テラモト ケンイチ)

1955年東京都に生まれる。1980年に東京医科歯科大学医学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校外科(肝移植チーム)、ハーバード大学医学部客員助教授(肝移植)を経て、伊豆逓信病院外科部長、東京医科歯科大学第一外科講師、同大学院肝胆膵外科・総合外科助教授を歴任。2007年にてらもとクリニックを開業。東京医科歯科大学臨床教授として研修医の育成にも務める。著書に『頭のいい人の「病気にならない体」のつくり方』(三笠書房)、『消化器研修ハンドブック』(共著・海馬書房)、監修書に『緊急時の介護 とっさの症例判断・対応マニュアル』(介護労働安定センター)がある。

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