
医者に手抜きされて死なないための患者力
イシャニテヌキサレテシナナイタメノカンジャリョク
- 著: 増田 美加
いざという時、納得の医療を受けられるための患者力。それは医者とのコミュニケーション力でもある。セカンドオピニオンの一般化や保険外治療の増加などで、医者と患者の関係はますます複雑になってきている。医者の視点から「患者は~すべき」と書く本は多いけれど、それは本当に患者のためになっているのだろうか? 本書は患者目線から「医者との関係」を突き詰めていく。
大病にかかった時に治癒率が高い、生存率が高い患者になるための実践本。
セカンドオピニオンの一般化や保険外治療の増加などで、医者と患者の関係はますます複雑になってきている。いざという時、納得の医療を受けられるための「患者力」、それは医者とのコミュニケーション力でもある。「混合医療時代」を生き残るための、医者をやる気にさせる「患者の作法」とは何だろうか。
知ってるようで知らないお医者さんとのコミュニケーションについて、これまでの本はいずれも医師の視点から「患者は~すべき」と書いてきた。でも、それは本当に患者のためになっているのだろうか?
本書の著者は、長年にわたり、医者と患者を結ぶ取材を続けてきた医療ジャーナリスト。100%患者目線から「医者と患者の関係」を突き詰めることで、患者の立ち位置で「患者力」を向上させるノウハウを伝える。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
第1章 コミュニケーション力
~「○○先生」と、医師の目を見ながら、医師は名前で呼びかけよう
医師と向き合うときは「メモ&録音セット」を持参しましょう。
医師に質問をするときは「メモ」と「5つ」以内を鉄則にしましょう。
医師の目を見ながら、名前で呼びかけて話しましょう。
医師からの情報を間違いなく聞き取るワザを身につけましょう。
治療方針に迷ったら、「先生ならどうしますか?」と聞いてみましょう。
「我慢」は「不満」につながることを常に意識しましょう。
第2章 判断力
~「この病院で大丈夫?」「治療方針、本当に正しい?」と考えてみよう
納得できる治療を受けるために「患者力」が必要なのです。
「正しい診断」を受けられるかどうかが、快癒への別れ道です。
同じ病院でも「科」が違えばレベルが違います。
医療では「最先端」より「標準」のほうが最善です。
ジェネリック医薬品のメリットを最大限いかしましょう。
入院費用、払うべきものと払わなくていいものがあります。
セカンド・オピニオンは遠慮せず、主治医にはっきり伝えましょう。
第3章 人間力
~納得できる医療を受けるために、「名医」を見きわめる目を持とう
大病にかかったときのために、ふだんから医師に慣れておきましょう。
治療についての決定権は、医師ではなく患者にあります。
「本当は誰のための治療?」かを見きわめる目を持ちましょう。
未来を切り拓くために、自分の希望を率直に医師に伝えましょう。
信頼関係が結べた医師が、自分にとっての名医になります。
書誌情報
紙版
発売日
2014年11月21日
ISBN
9784062953108
判型
四六
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
210ページ
シリーズ
らくらく本
電子版
発売日
2015年02月06日
JDCN
0629531000100011000R