硝子の探偵と銀の密室

マイページに作品情報をお届け!

硝子の探偵と銀の密室

ガラスノタンテイトギンノミッシツ

講談社ノベルス

 冬の日の朝。多摩湖畔に立つ一本桜の高枝に挟まる、ウエットスーツを着た変死体が発見される。さらに、現場近くの邸宅では新たな死体が密室状態で見つかる。警視庁の和久井遥香が率いる捜査本部は3人の参考人をあぶり出すが真相は掴めない。不可解な事件に、警視庁の刑事部長は「ガラスの名探偵」こと朝倉透に解決を依頼するが――!?


 前夜に東京で大雪が降った冬の日の朝。多摩湖畔で女性の変死体が発見された。死体は湖のわきに立つ一本桜の高枝に挟まり、なぜかウエットスーツを着ていた。
 現場に向かった警視庁捜査一課の理事官、和久井遥香は、現場近くの邸宅で新たな変死体が発見されたとの報せを受ける。発見時の邸宅は、完全な密室状態だった……。
 遥香の率いる捜査本部は3人の参考人をあぶり出すが、容疑者は割り出せなかった。不可解な二つの事件に、警視庁の刑事部長が解決を依頼したのは、、「ガラスの名探偵」との異名をもつ朝倉透だった。しかし朝倉は、仕事は助手の高杉小太郎まかせ、肝心の推理は失敗続き、という迷探偵ぶりを発揮するばかりだった――!?


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2014年06月06日

ISBN

9784062990196

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社ノベルス

著者紹介

著: 小島 正樹(コジマ マサキ)

埼玉県生まれ。2005年『天に還る舟』(島田荘司氏との共著・南雲堂)でデビュー。著作に『武家屋敷の殺人』(2009年)、『四月の橋』(2010年、ともに講談社ノベルス)など。

関連シリーズ

BACK
NEXT