沖縄から愛をこめて

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沖縄から愛をこめて

オキナワカラアイヲコメテ

講談社ノベルス

沖縄に関心を抱くフリーカメラマン・木村敦は、沖縄の公共事業に貢献した功績により藍綬褒章を受章したという緒方秀郎の記事を見つけ、「陸軍中野学校」出身であることに強い興味を持つ。そして緒方が無償で公民館を建てた慶良間諸島のM島に向かった。緒方や沖縄の戦争について訊いた木村は、沖縄戦について詳細に調べていく。沖縄戦の前に陸軍中野学校の42名の諜報員が沖縄に入ったことを知った木村は、その目的を探る――。


目次

第一章 陸軍中野学校
第二章 北の人
第三章 実験の島
第四章 呼びかける
第五章 多数と少数
第六章 「本土決戦」論
第七章 最後の言葉

書誌情報

紙版

発売日

2014年10月08日

ISBN

9784062990295

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社ノベルス

初出

「小説現代」2014年3月号~9月号

著者紹介

著: 西村 京太郎(ニシムラ キョウタロウ)

1930年、東京生まれ。65年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年に『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞長編賞を受賞。鉄道推理に新境地をひらき、トラベルミステリー隆盛の先駆者となった。2004年に第8回日本ミステリー文学大賞、2010年に第45回長谷川伸賞を受賞。他の追随を許さない超流行作家。

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