
近藤典子の「片づく寸法」図鑑 モノと人のサイズから考える賢い収納術
コンドウノリコノカタヅクスンポウズカン
- 著: 近藤 典子
「モノと人のサイズに合わせて収納を考える」ことでストレスフリーな収納術を提案。例えば棚の奥行は3つのサイズを用意すれば、たいていのモノは気持ちよく収まり、クローゼットの収納も3つのサイズを覚えれば衣類もスッキリ片づき、どの高さに何を置くか3つに分けて考える等々、すべて著者の経験から導き出された具体的なサイズの法則があります。「へぇ~、そうなんだ」と思わず納得のお話がギューッと詰まった一冊。
これまで2000軒以上のお宅を片付けてきた近藤典子。多くのお宅を拝見して不思議に思うことがあったそうです。
「この棚は何を置くことを想定しているのか」ということ。やけに奥行の深い棚があるかと思えば、浅い棚があったり・・・。
近頃の住宅はひと昔前に比べれば収納スペースが多く設けられるようになりました。
が、せっかくのスペースも奥行が深すぎれば奥に入れたものは出しずらく、結果的には入れっぱなしに・・・。そしてそこに入れたことも忘れ、また同じものを買ってきてしまう。片付けに伺ったお宅で同じものがいくつもでてくるのは珍しくなかったそうです。
収納スペースが、ただモノを突っ込むだけのスペースになっている。これはスペースの無駄遣いです。使おうと思うたびに探すのは労力と時間の無駄です。
使いたいモノがすぐ取り出せない暮らしはストレスを溜めるばかりです。
このような無駄とストレスをなくすには、モノにあった収納スペースを考えることです。
そのためにはモノのサイズを知ることが必要です。
モノのサイズを知っていれば、収納スペースの無駄がなくなります。無用に溜めこむこともなくなり、すべてのものを使い切ることができます。
モノと上手につきあえるようになれば、ストレスから解放され、家の中もすっきり片づいた心地よい空間になるのです。
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目次
1. SPACE×SIZE ストレスフリーの収納術は「モノ」のサイズを知ることから
2. SPACE×HUMAN 人のサイズを考えてこそスムーズな出し入れが可能に
3. ENTRANCE 靴の高さに合わせて棚の位置を決め、収納力アップ
4. KITCHEN&DINING 人が集まり、ものが多いスペースだから、動きやすさと使いやすさを考える
5. UTILITY 掃除、洗濯などの道具を収納。2畳あれば作れます
6. LIVING 雑多なものをきちんと収納。ゆったり過ごすスペースをつくる
7. BEDROOM ベッドの置き方、選び方でスペースも使いやすさも変わってきます
8. CLOSET 3つのサイズを覚えればなかなか片づかない衣類もすっきり、ぴったり
9. TATAMI ROOM フレキシブルスペースとして人気の和室。広さはまちまちなのでしっかり測る
10. Let’s Measure the House! 部屋の測り方/クローゼットの測り方/押入れの測り方/尺寸法とメートル/坪と畳の関係/壁厚と壁芯
書誌情報
紙版
発売日
2013年12月20日
ISBN
9784063896312
判型
B5
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
120ページ
電子版
発売日
2014年06月13日
JDCN
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著者紹介
2000軒以上のお宅の暮らしの悩みを解決した経験から生み出された収納や家事動線、掃除術など近藤流のわかりやすい暮らし提案が好評。 テレビやラジオ、雑誌等のメディアや、講演会、企業との商品開発のコラボレーション等、幅広い分野で活躍中。 空間プロデュースも多数手掛け、暮らし提案型の家を「ケーススタディハウス(CSH)」として、広島・神戸・名古屋・横浜の4ヵ所にて公開中。 収納システム「しまいごこちユニット」も好評展開中。2011(平成23)年4月より使用される小学校高学年用家庭科教科書(「新しい家庭5・6」・東京書籍)では、子供の目線での整理整頓や掃除の方法を提案。