なぎさの媚薬 分冊版 海の見えるホテル
電子のみ

なぎさの媚薬 分冊版 海の見えるホテル

ナギサノビヤク ブンサツバン ウミノミエルホテル

「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな青春時代の自分の夢。--人事異動で地方へ異動することが決まった敦夫は、送別会の帰り道、なぎさに出逢う。なぎさの媚薬で中学時代に戻り、片思いをしていた同級生、ミツコと再会するが。


  • 前巻
  • 次巻

オンライン書店で購入する

書誌情報

電子版

発売日

2017年10月14日

JDCN

06A0000000000009109W

著者紹介

著: 重松 清(シゲマツ キヨシ)

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。

オンライン書店一覧