アベノミクスとTPP――キーワードは「後白河法皇」と「合コン」だ
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アベノミクスとTPP――キーワードは「後白河法皇」と「合コン」だ

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「安倍首相の知恵袋」による白熱教室! 新総裁・黒田東彦氏のもとで本当に大胆な金融緩和は進むのか、財務省出身の黒田氏を本当に信用できるのかなどを、政界のウラと霞が関の本音を知り尽くした二人が、聞き上手な麻木氏の誘導で「政権奥の院」の話も交えて赤裸々に解説。黒田体制を揺るがす日銀内の「後白河法皇」の存在も明らかに。また、TPP参加反対派が唱える「トンデモ理論」を徹底的に論破する。


3月19日、白川方明日銀総裁が退任した夜にニコニコ生放送で放映された大好評鼎談番組の書籍化。新総裁・黒田東彦氏のもとで本当に大胆な金融緩和は進むのか、財務省出身の黒田氏を本当に信用できるのかなどを、政界のウラと霞が関の本音を知り尽くした二人が、聞き上手な麻木氏の誘導で奥の院の話も交えて赤裸々に解説。黒田体制を揺るがす日銀内の「後白河法皇」の存在も明らかになって、議論は白熱した。また、後半では、TPPについても激論。参加反対派が唱える「トンデモ理論」を徹底的に論破する。
安倍政権の「知恵袋」がざっくばらんな口調で語る内容は、あくまでわかりやすく、それでいて深く、かつ高度。アベノミクスによる景気の行方と、TPPが持つ安全保障上の重要な意味までが腑に落ちる、絶好の「入門書」であり「解説書」となっている。


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目次

●はじめに

第1部 黒田日銀新体制で景気は本当に良くなるのか?
●気分が変われば、実態が変わる。それが経済
●だから早く政策を変えれば良かったのに
●「お金を刷るのは悪魔です」と言ったトンデモ担当大臣
●経済論壇の大間違い
●リフレ派も人材不足だから
●日銀新体制決定の舞台裏は……
●日銀の後白河法皇、カムバック!
●プリンス雨宮は洗脳のプロ
●格差だって「景気」が解決してくれる

第2部 「TPPでニッポン崩壊」というデタラメ
●メリットとデメリットをちゃんと計算してみれば
●「皆保険制度がズタズタにされる」というデマ
●いったん交渉に参加したら抜けられないって本当?
●国際交渉と合コンの共通点
●ウソがまかり通っている
●日本が不利になるはずがない
●安倍総理が本気かどうかを見分けるポイント

書誌情報

電子版

発売日

2013年05月02日

JDCN

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著者紹介

著: 高橋 洋一(タカハシ ヨウイチ)

嘉悦大学教授。1955年生まれ。東京大学理学部数学科、経済学部経済学科卒。80年に大蔵省(現財務省)入省。プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官、総務大臣補佐官、内閣参事官などを歴任。2007年に「霞が関埋蔵金」の実態を公表し、オール霞が関を敵に回す。08年に退官。現在は政策コンサルティング「政策工房」会長。 プリンストン大学時代には、ベン・バーナンキ(現FRB議長)の薫陶を受け、小泉政権では竹中平蔵総務大臣のブレーンとして活躍した。アベノミクスの目玉である「インフレ・ターゲティング」の導入を早くから主張し続けてきた、いわゆる「リフレ派」経済学者の一人でもある。 『さらば財務省!』『財務省が隠す650兆円の隠し資産』(いずれも講談社)、『日本経済の真相』(中経出版)など多数の著書がある。

著: 長谷川 幸洋(ハセガワ ユキヒロ)

1953年生まれ。慶應大学経済学部卒。1977年に中日新聞社入社。東京本社(東京新聞)経済部勤務、ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院、ブリュッセル支局長などを経て、現在は東京新聞・中日新聞論説副主幹。2005年から08年まで財政制度等審議会臨時委員、06年から09年までは政府税制調査会委員も務めた。テレビ朝日系列『朝まで生テレビ!』、BS朝日『激論!クロスファイア』、読売テレビ系列『たかじんのそこまで言って委員会』などにも出演。大阪市人事監察委員会委員長でもある。 『日本国の正体 政治家・官僚・メディア 本当の権力者は誰か』(講談社)で09年の山本七平賞受賞。著書はほかに『官僚との死闘七〇〇日』『官邸敗北』『経済危機の読み方』(いずれも講談社)などがある。

著: 麻木 久仁子(アサギ クニコ)

タレント。1962年生まれ。学習院大学法学部中退。TBSラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」(毎週日曜日夜9時半~10時)に出演。ほかにクイズ番組の回答者や情報番組のコメンテーターなどでも活躍。おすすめ本の紹介サイト「HONZ(http://honz.jp/)」の「HONZ 倶楽部」では主に歴史物のブックレビューを担当している。著書に『日本建替論』(田中秀臣、田村秀男との共著)がある。

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