モノの道理

モノの道理

MONO NO DOURI                         HD

<本書の内容>
ひとりよがりの正義より、ものの道理が世の要
いまの世の中、ひとりよがりの正義や正論を理屈で通そうとする人が増え、あちこちでいさかいやトラブルになっている。著者はその風潮を憂い、日本人にとって本当に重要なのは正義や正論に基づいた生き方ではなく道理にかなった生き方であると指摘する。現代の日本に蔓延する何となく空虚な空気。これこそ日本人自らが物事のウラにあるものや人間性の本音の部分を否定し、ひたすら清廉潔白を求め続けた結果でもあるという。この建前だらけの空虚な時代を生き抜く知恵と勘所を、著者ならではの視角から縦横無尽に説き尽くす一冊。

<目次より>
・金箔つきの社会正義
・本物の正義の士
・日本の社会は道理で動いている
・モノがわかるということ
・馬鹿の一つ覚え
・ボキャ貧は時に雄弁に勝る
・小泉はタテマエ・安倍はホンネ
・言葉の貧しさと人間の貧しさ
・目先の利益より無用の用
・歴史の逆説・歴史の皮肉
・人間にも免許更新制度を―


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書誌情報

紙版

発売日

2008年06月04日

ISBN

9784770041005

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

232ページ

著者紹介