サバイバーズ・クラブ
SURVIVORS CLUB,THE HD
- その他: 松本 剛史
なぜ彼らは最悪の事故を生き延びたのか
奇跡の生還者たちの秘密
思いがけない災難に巻きこまれたとき、冷静に行動して生き延びる人がいる一方、不幸にも命を落としてしまう人がいるのはなぜか? 生死を分かつものとは、果たして偶然や「運」だけなのか?
どんな事故でも、助かったはずなのに命を落としてしまう人がいる一方、生存が絶望視される状況にあっても生還する人がいる。そんな生き延びた人たちの共通点を見いだすべく、飛行機事故やフェリー沈没事故で九死に一生を得た人、事故で心停止に陥りながら奇跡的に回復した人など、実際に起きた事故の当事者を丹念に取材し、「サバイバーたちの秘密」を探っていく。
だれもが「サバイバー」になれる……一人ひとりが「生き延びる確率」を高めるため、今日から実行できる知恵も満載した、迫真のドキュメンタリー。
奇跡の生還者たち
・ユーゴスラビア航空364便が爆発で空中分解、1万メートルの高さから落下して生き延び、社会復帰した女性。
・マッハ1超のジェット機から海面すれすれで射出され、人間が耐えられるはずのないG力の衝撃を生き延びた男。
・自転車で21トントラックにはねられ、全身の骨が折れ大動脈切断、二度の心停止、生存確率ゼロ判定から生還した女性。
・ハーレーで救急車に激突、深刻な脳損傷で26日間意識不明だったが、妻と仲間の祈りが届き、奇跡的に回復した元警察官。
・ハイウェイを運転中、橋上から硫酸のびんを投げつけられ、胸は崩れ、顔の75%を焼かれ、再建に15回手術を受けた後、社会復帰した女性。
・クルーズ船から落ちて気を失い、だれにも気づかれずに17時間、海で1人、助けを待ちつづけ、生還を果たした男性。
・93年と01年の二度のワールド・トレード・センターのテロ攻撃に遭い、9・11では、81階からただ1人、生還した男性。
- 前巻
- 次巻
目次
1章 胸に突き刺さった編み針 サバイバルのための三つのルール
2章 動けなくなる人たち なぜ死ぬはずでないときに死ぬのか?
3章 生死を分ける90秒 飛行機事故のときにすべきこと、してはいけないこと
4章 臓器(オルガン)のリサイタル 救急救命室で死ぬ人、生きる人
5章 超音速のサバイバー なぜ奇跡は起こるのか?
6章 幸運を科学する いいことはなぜ、いつも同じ人たちに起こるのか?
7章 モンスターを抱きしめよう 恐怖があなたの命を救うとき
8章 立ち直る人、立ち直れない人 打たれ強さの遺伝子
書誌情報
紙版
発売日
2010年02月17日
ISBN
9784770041180
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
328ページ
著者紹介
その他: 松本 剛史