人の心に木を植える 「森は海の恋人」30年

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人の心に木を植える 「森は海の恋人」30年

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「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を始めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。


「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を始めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。畠山さんは言います。「山に木を植えることはもちろんだいじですが、もっともたいせつなのは、『人の心に木を植える』ことなのです。」と。


ⒸSigeatsu Hatakeyama 2020

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書誌情報

紙版

発売日

2018年05月30日

ISBN

9784065117392

判型

A5

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

212ページ

電子版

発売日

2018年05月30日

JDCN

06A0000000000025684L

著者紹介

著: 畠山 重篤(ハタケヤマ シゲアツ)

畠山重篤 1943年、中国・上海生まれ。宮城県で牡蠣・帆立の養殖業を営む。「牡蠣の森を慕う会」代表。1989年より「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を続ける。一方、子どもたちを海に招き、体験学習を行っている。 『漁師さんの森づくり』(講談社)で小学館児童出版文化賞・産経児童出版文化賞JR賞、『日本〈汽水〉紀行』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、『鉄は魔法つかい』で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。その他の著書に『森は海の恋人』『リアスの海辺から』『牡蠣礼賛』(文藝春秋)などがある。

イラスト: スギヤマ カナヨ(スギヤマ カナヨ)

スギヤマカナヨ 静岡県三島市生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞。作品に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』『K・スギャーマ博士の植物図鑑』(絵本館)、『ゾウの本』『ネコの本』『てがみはすてきなおくりもの』(以上、講談社)ほか多数。

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