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離散数学「ものを分ける理論」 問題解決のアルゴリズムをつくる
リサンスウガクモノヲワケルリロンモンダイカイケツノアルゴリズムヲツクル
- 著: 徳田 雄洋

20世紀中期以降、とくに発展した科学の分野の1つに、アルゴリズムを設計する離散数学があります。離散数学は連続数学と違い、とびとびの対象物を扱います。そして、アルゴリズムと呼ばれる問題解決の手順を作り出します。本書では、とくに、「ものを分ける」問題を扱います。参加者全員が好きな対象物、あるいは参加者全員がきらいな対象物で、分割可能なものを、参加者全員が納得できるように分割する方法を扱います。
20世紀中期以降、とくに発展した科学分野の1つが離散数学です。離散数学はとびとびの対象物を扱い、アルゴリズムと呼ばれる問題解決の手順を作り出します。本書では、離散数学の中でも「ものを分ける問題」を取り上げます。本書の主人公のカウント博士とワトソン助手の科学的対話を通じて、ものを分ける方法を探していきます。
「1本のようかんを誰もが自分のものがいちばんよいと感じるように分ける方法」や「2人で6種類のくだものを納得できるように分ける方法」「部屋が3つある家を3人でシェアするとき、全員が満足する家賃の分割方法」「3人が納得して嫌いなものを分ける方法」など、具体的な問題解決のアルゴリズムを考えていきます。さあ、離散数学の知的探求の物語を愉しみましょう!
Ⓒ徳田雄洋
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目次
ようかん問題
トリミング調整法
くだもの問題
最大化問題
三角形の建物定理
家賃問題
赤道の気温定理
結婚式のケーキカット
料理問題
人数増加法
絶対的優位法
存在定理
書誌情報
紙版
発売日
2018年05月16日
ISBN
9784065117569
判型
新書
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
2059
ページ数
240ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2018年05月23日
JDCN
06A0000000000031460N