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愛妻日記
アイサイニッキ
- 著: 重松 清

R-18指定の重松清
奥様には隠れて読んでほしいのです。
夫のゆがんだ情欲を描く、初の性愛小説集
「匿名で官能小説を」という「小説現代」編集部の注文を承けて、表題作を書いた。最初は一度かぎりの企画物のつもりだったが、ハマった。2作目以降は、志願して短編を書き継いでいった。全6編。いずれも、夫婦の物語。官能小説。妻に対する夫のゆがんだ――でも、だからこそまっとうでありうるはずの情欲を描いた。小説の書き手として、これらの物語を僕は欲していたのだろう。今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない。
重松清
書誌情報
紙版
発売日
2003年12月19日
ISBN
9784062121804
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
224ページ
初出
本書は「小説現代」2002年1、5、9月号、2003年1、5、9月号に直木三十六名義で掲載された作品を大幅に加筆し、改題したもの。