目次
Ⅰ 西ベルリンを通して西ドイツを考える
「市民社会」と「市民国家」・制度と空気
「東」「西」を見すえるさめた眼
「早メシ食い」のことから
「一切の暴力的なものを排した政治」
Ⅱ 歴史を背負うこと
歴史を背負うこと
過去にケジメをつける
服装の自由と難民
クロイツベルクの若者たち
異質のものとの「共生」
みんなが街なかに住んでいることについて
自由の「模擬実験」
「ミドリ」的動きと「アメリカ」
Ⅲ 「壁」のなかで見えて来たもの
「壁」の平和を超えて
ことは今少し根本的な問題にかかわる
「しかし……」が行きかうベルリン
「死のゲーム」のシナリオ
逃げ場のない状況のなかで
構図を変えよう
日独「市民主導」の連帯
「弱者の政治」の原理としての日本国憲法
プレッツェンゼー処刑場あとにて(談話)
Ⅳ 「居住中の芸術家」として
「居住中の芸術家」
カギの話
絵になる風景
私の八月六日、八月十五日
牛肉と自動車
彼らがおそれたのは……
西ベルリンの「老マレーネ・デートリッヒ」たち
「サムシング・スペシアル」の報告
「カール・マルクス通り」
「子供代々」の国での歴史と政治の「体現」の誕生
日独文学者の出会い
あとがき
書誌情報
電子版
発売日
2012年03月30日
JDCN
0642109700100011000O
著者紹介
著: 小田実(オダマコト)