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流砂
リュウサ
- 著: 黒井 千次

父は何者だったのか?70代の息子と90代の父親。老いた息子は父の記した奇妙な報告書を見つけた。それは戦前、思想検事だった父親が、「思想犯の保護を巡って」自己の所信を開陳した報告書だった。息子は父の過去にあえて向き合い、己の来し方の輪郭を確かめようとしはじめる……。老いと記憶を巡る小説の冒険。自伝的長編小説。
父は何者だったのか?
70代の息子と90代の父親。老いた息子は父の記した奇妙な報告書を見つけた。
それは戦前、思想検事だった父親が、「思想犯の保護を巡って」自己の所信を開陳した報告書だった。
息子は父の過去にあえて向き合い、己の来し方の輪郭を確かめようとしはじめる……。
老いと記憶を巡る小説の冒険。自伝的長編小説。
Ⓒ黒井千次
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書誌情報
紙版
発売日
2018年10月24日
ISBN
9784065133095
判型
四六変型
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
ページ数
226ページ
電子版
発売日
2018年10月23日
JDCN
06A0000000000060138J
初出
連作小説「流砂」として、「群像」2012年2月号から2018年4月号まで断続掲載。