這い寄る混沌 新訳クトゥルー神話コレクション3

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這い寄る混沌 新訳クトゥルー神話コレクション3

ハイヨルコントンシンヤククトゥルーシンワコレクション3

星海社FICTIONS

怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。
その新訳コレクション第3集となる本書では、古代エジプトの影の中より現れた不吉な興行師の脅威を描く「ナイアルラトホテプ」、その異名を冠する表題作「這い寄る混沌」をはじめ、平原に蠢く邪神の恐怖にまつわる「イグの呪い」、邪神像の犇めく館で異形の神への礼拝が響く「蝋人形館の恐怖」、そして異端教派〈星の智慧派〉に深入りしてしまった怪奇作家の運命を描く「闇の跳梁者」と、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、彼の悪夢と筆から生まれた神々を巡る10篇を収録。
宇宙の深奥、冒涜的な笛と太鼓が響く中、無貌の神が嗤笑する――!
〔収録作品〕
・ナイアルラトホテプ Nyarlathotep
・這い寄る混沌 The Crawling Chaos
・壁の中の鼠 The Rats in the Walls
・最後のテスト The Last Test (元作品「科学の犠牲」併録)
・イグの呪い The Curse of Yig
・電気処刑器 The Electric Executioner(元作品「自動処刑器」併録)
・墳丘(雑誌掲載版)
・石の男 The Man of Stone
・蝋人形館の恐怖 The Horror in the Museum
・闇の跳梁者 The Haunter of the Dark


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書誌情報

紙版

発売日

2018年11月17日

ISBN

9784065141977

判型

B6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

480ページ

シリーズ

星海社FICTIONS

著者紹介

訳: 森瀬 繚(モリセ リョウ)

ライター、翻訳家。TVアニメやゲームのシナリオ/小説の執筆の他、各種媒体の作品で神話・歴史考証に携わる。 翻訳者としては、S・T・ヨシ『H・P・ラヴクラフト大事典』(日本語版監修、エンターブレイン)、リン・カーター&R・M・プライス『クトゥルーの子供たち』(立花圭一との共訳、エンターブレイン)、ロジャー・ゼラズニイ『虚ろなる十月の夜に』(竹書房)など。クトゥルー神話研究家として数多くの著書があり、2018年『All Over クトゥルー クトゥルー神話作品大全』(三才ブックス)を刊行している。

著: H.P.ラヴクラフト(H P ラヴクラフト)

1890年、アメリカ・ロードアイランド州に生まれる。 怪奇小説専門誌〈ウィアード・テールズ〉で活躍するも、作家としては不遇のうちに1937年死没。 彼の作品を母胎とし、架空の固有名詞を共有して紡がれる神話大系・クトゥルー神話は、同時代、そして後世の作家の手で書き繋がれ、現在に至るまでその影響力を拡大し続けている。

絵: 中央東口(チュウオウヒガシグチ)

『鬼哭街』、『沙耶の唄』、『吸血殲鬼ヴェドゴニア』など、Nitroplusの代表的ゲーム作品のキャラクターデザイン・原画を務める。『沙耶の唄』ではクトゥルー神話のエッセンスを湛えた世界観を美麗かつ惨憺たるイラストで彩った。 イラストを担当した小説作品に、『アイゼンフリューゲル』(小学館)、『魔術師スカンクシリーズ』(星海社)などがある。

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