すごい分子　世界は六角形でできている

化学の象徴とも言われる六角形の芳香環。身近な物質にも広く存在するが、カーボンナノチューブやカーボンナノベルト、フラーレンなどのように、最先端の科学でも注目され続けている。大手製薬メーカーで創薬開発者だった著者が、六角形の物質の魅力にとりこになった化学者たちのエピソードを踏まえながら、芳香環のおどろくべき性質を紹介する。多くの日本人化学者たちが活躍する有機化学合成の最前線が楽しくわかる画期的入門書


化学の象徴とも言われる六角形の芳香環。身近な物質にも広く存在するが、カーボンナノチューブやカーボンナノベルト、フラーレンなどのように、最先端の科学でも注目され続けている。芳香環が持つユニークな性質を利用して、さまざまな応用がされており、その可能性は無限大。六角形の物質の魅力にとりこになった化学者たちのエピソードを踏まえながら、芳香環のおどろくべき性質を紹介していくことで、自然に有機化学の知識が身につく１冊

Ⓒ佐藤健太郎

書誌情報

紙版

• 発売日: 2019年01月17日
• ISBN: 9784065142141
• 判型: 新書
• 価格: 定価：1,100円（本体1,000円）
• 通巻番号: 2080
• ページ数: 240ページ
• シリーズ: ブルーバックス

電子版

• 発売日: 2019年01月17日
• JDCN: 06A0000000000093561C

著者紹介

著： 佐藤　健太郎（サトウ　ケンタロウ）

佐藤　健太郎 1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教等を経て、現在はサイエンスライター。2010年、『医薬品クライシス』(新潮新書)で科学ジャーナリスト賞。2011年、化学コミュニケーション賞。著書に『炭素文明論』(新潮選書)『「ゼロリスク社会」の罠』(光文社)、『世界を変えた医薬品』ほか多数。47都道府県三二万kmを走破した国道マニアとしてしても知られ、『ふしぎな国道』(講談社現代新書)の著作もある。