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逃げろ、手志朗
ニゲロテシロウ
- 著: 吉森 大祐

幕末、京の街を守護する会津藩士・古畑手志朗は、父親を何者かに惨殺された。呆然とする手志朗に、会津藩の仲間たちは仇討ちのため新撰組に加盟するよう勧める。そこは、野獣のごとき猛者どもが血の雨を降らせる、とんでもないブラックな集団だった。道場の稽古で叩きのめされ、夜の飲み会は慣れぬ花街。ひとを斬ったこともないのに市中巡邏で浪人と対決。泣きそうになりながら走り回る手志朗の前に、ひとりの少女があらわれた……
やべーぜ、新撰組!
剣よりも学問が好きな会津藩士がいつの間にやら新撰組に。
そこは荒くれ者の吹きだまり。脱走が死を意味する出口なしの牢獄だった――。
<内容紹介>
幕末、京の街を守護する会津藩士・古畑手志朗は、父親を何者かに惨殺された。呆然とする手志朗に、会津藩の仲間たちは仇討ちのため新撰組に加盟するよう勧める。流されるままに新撰組隊士となった手志朗。そこは、野獣のごとき猛者どもが血の雨を降らせる、とんでもないブラックな集団だった。道場の稽古で叩きのめされ、夜の飲み会は慣れぬ花街。ひとを斬ったこともないのに市中巡邏で浪人と対決。泣きそうになりながら走り回る手志朗の前に、ひとりの少女があらわれた……。
幕末の京でモテまくる新撰組の中で、地味な下女に惚れた会津武士の不器用な恋の行方は?
ⒸDaisuke Yoshimori
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書誌情報
紙版
発売日
2019年01月24日
ISBN
9784065143094
判型
四六変型
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
258ページ
電子版
発売日
2019年01月23日
JDCN
06A0000000000085918D
著者紹介
吉森大祐(よしもり・だいすけ) 1968年7月7日東京都文京区生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。大学時代より小説を書き始めるも、93年に某電機メーカーに入社。四〇代半ばにまた小説を書き出し、小説現代長編新人賞は今回で4回目の応募で、2017年『幕末ダウンタウン』で受賞する。都内在住。