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神話学入門
シンワガクニュウモン
- 著: 松村 一男

ヨーロッパで生まれた「神話学」は、どのように広がり、どう変節してきたのか。ミュラーがダーウィンの思想と出会い、考えたこととは? フレイザーが『金枝篇』で遺した影響とは? レヴィ=ストロースは何を神話の源泉としたのか? キャンベルのつくった「健全な神話」とは何か?「神話」の定義から現代における影響まで、学説史に沿って文献を渉猟し、豊富な引用で、西洋に横たわる思想の本質に迫る意欲作。
ヨーロッパで生まれた「神話学」は、どのように広がり、どう変節してきたのか。言語学、進化論、精神分析、宗教、科学、ナチズム――十九世紀から二十世紀へパラダイム・シフトが起こり、すべてを包摂し神話学も変化してゆく。マックス・ミュラーがダーウィンの思想と出会い、考えたこととは? フレイザーが『金枝篇』で遺した影響とは? レヴィ=ストロースは何を神話の源泉としたのか? キャンベルのつくった「健全な神話」とは何か?「神話」の定義から現代における影響まで、学説史に沿って文献を渉猟し、豊富な引用で本質に迫る意欲作。
ⒸKazuo Matsumura
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書誌情報
紙版
発売日
2019年01月12日
ISBN
9784065145234
判型
A6
価格
定価:1,177円(本体1,070円)
通巻番号
2537
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2019年01月11日
JDCN
06A0000000000084640X
初出
本書は、1999年、角川書店より刊行された『神話学講義』を改題、文庫化したものです。
著者紹介
1953年千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門は神話学・宗教史学。天理大学教授を経て、現在、和光大学教授。著書に『神話思考』、共著に『図説 ケルトの歴史』、共編著に『世界女神大事典』『神の文化史事典』など。