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貌のない貌 梓凪子の捜査報告書
カオノナイカオアズサナギコノソウサホウコクショ
- 著: 松嶋 智左

刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。
中国政府の影潜む人探しとシェアハウス殺人を――
追え、どこまででも。
ーーー
元警察官にして日本初の女性白バイ隊員の著者に
島田荘司氏唸る!
「凪子の大格闘と涙を見よ。
こんな筆の女流は今いない」
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞後第一作
☆☆☆☆
刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。
持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。
国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。
同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。
国交問題、民泊、シェアハウス――
暗部を覗き込んだ先に見えてくる真実に、貌はなかった。
ⒸChisa Matsushima
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書誌情報
紙版
発売日
2019年03月20日
ISBN
9784065150955
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
274ページ
電子版
発売日
2019年03月18日
JDCN
06A0000000000101141F
著者紹介
一九六一年生まれ。大阪府在住。元警察官。日本初の女性白バイ隊員でもある。 退職後小説の執筆を開始し、二〇〇五年に北日本文学賞。二〇〇六年に織田作之助賞を受賞。 二〇一七年「魔手」で第一〇回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。加筆・改題した『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』でデビュー。