雲をつかむ話/ボルドーの義兄

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

雲をつかむ話/ボルドーの義兄

クモヲツカムハナシボルドーノギケイ

講談社文芸文庫

とつぜん届いた犯人の手紙から、「雲づる式」に明かされる、「わたし」の奇妙な過去――読売文学賞と芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞した傑作長篇「雲をつかむ話」。レネの義兄モーリスの家を借りるためにハンブルグからボルドーへ向かった優奈――言語・記憶・意味・イメージの間をたゆたう断章が収斂する「ボルドーの義兄」。『献灯使』で全米図書賞を受賞し、いま世界でもっとも注目を集める日本人作家の贅沢な作品集。


ⒸYoko Tawada

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2019年04月12日

ISBN

9784065153956

判型

A6

価格

定価:2,310円(本体2,100円)

ページ数

464ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2019年04月11日

JDCN

06A0000000000108912B

初出

「雲をつかむ話」…「群像」2011年1月号~2012年1月号(2011年8月号を除く)/底本は『雲をつかむ話』2012年4月 講談社刊、「ボルドーの義兄」…「群像」2009年1月号/底本は『ボルドーの義兄』2009年3月 講談社刊。

収録作品

  • 作品名

    雲をつかむ話

    初出

    『群像』2011年1月号~2012年1月号(2011年8月号を除く)

  • 作品名

    続き

    初出

    底本:「雲をつかむ話」2012年4月 講談社刊

  • 作品名

    ボルドーの義兄

    初出

    『群像』2009年1月号 底本:「ボルドーの義兄」2009年3月 講談社刊

著者紹介

著: 多和田 葉子(タワダ ヨウコ)

小説家、詩人。東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、ハンブルク大学修士課程修了。1982年よりドイツに住み、日本語・ドイツ語両言語で小説を書く。91年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞受賞。93年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。96年、ドイツ語での文学活動に対しシャミッソー文学賞を授与される。2000年、「ヒナギクのお茶の場合」で泉鏡花文学賞を受賞。同年、ドイツの永住権を取得、また、チューリッヒ大学博士課程修了。03年、「容疑者の夜行列車」で伊藤整文学賞及び谷崎潤一郎賞を受賞。05年、ゲーテ・メダル受賞。09年、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。11年、「尼僧とキューピッドの弓」で紫式部文学賞、「雪の練習生」で野間文芸賞、12年、「雲をつかむ話」で読売文学賞及び芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。16年、クライスト賞受賞。18年、英訳版「献灯使」で全米図書賞を受賞。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧