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虹のふもと
ニジノフモト
- 著: 堂場 瞬一

やめるなら――それは一体いつなんだ?
球界を代表するピッチャーとして海を渡り、MLBでも活躍した川井秀人。45歳となった今も、日本の独立リーグ「JMリーグ」でプロとして現役を続けている。人気拡大を目指し、リーグはエクスパンションを決定。川井は新設されるハワイのチームに移籍することに。そこで待っていたのは、かつて「棄てた」一人娘の美利だった。独立リーグを足がかりに、「メジャー」を目指す若い選手やフロント陣の野心。その中で、元一流選手のベテランが「現役プロ」にこだわり続ける意味とは――。
さらに巻末に、五十歳まで現役プロ投手として活躍した山本昌氏、大の中日ファン&ミステリファンでもある書評家の大矢博子氏、そして著者との鼎談を特別収録。まさに堂場スポーツ小説の真髄となる作品です。
球界を代表するピッチャーとして海を渡り、MLBでも活躍した川井秀人。45歳となった今も、日本の独立リーグで現役を続ける。リーグはエクスパンションを決定。川井はハワイのチームに移籍する。待っていたのは、かつて「棄てた」一人娘の美利だった。独立リーグを足がかりに、「メジャー」を目指す若い選手やフロント陣の野心。その中で、元一流選手が「現役プロ」にこだわり続ける意味とは――。堂場スポーツ小説の真髄。
ⒸShun Doba 2019
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書誌情報
紙版
発売日
2019年04月16日
ISBN
9784065154892
判型
A6
価格
定価:858円(本体780円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年04月16日
JDCN
06A0000000000108807C
初出
本書は2016年5月に刊行された単行本を文庫としてまとめたものです。
著者紹介
堂場瞬一(どうば・しゅんいち) 1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」などの各シリーズのほか、『八月からの手紙』『傷』『複合捜査』『誤断』『黄金の時』『Killers』『蛮政の秋』『バビロンの秘文字『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『焦土の刑事』『宴の前』『帰還』など多数がある。