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日本クルマ界 歴史の証人10人
ニホンクルマカイレキシノショウニンジュウニン
- 著: 佐藤 篤司
20世紀初頭となる1907年、日本初となる純国産ガソリン車として実用化された「タクリー号」が、“自動車の宮様”こと有栖川宮威仁親王殿下の要請によって誕生して以来、日本車メーカーは多くのクルマを開発し、また数々のモータースポーツにも挑戦してきました。
本書はそんな日本車が紡いできた歴史について、身をもって経験してきたクルマ界の諸先輩方にその生々しくも貴重な体験談を語っていただいた、ナンバーワン自動車雑誌「ベストカー」好評連載中の『クルマ界 歴史の証人』に掲載したなかから10人のエピソードを抜粋、再編集したものです。
数々の試行錯誤を経て血の滲むような努力と苦心の末に生まれてきたヒット車開発の裏側にある背景、快進撃を続けたモータースポーツでの現場は果たしてどのようなものだったのか?
新人時代の失敗談から自動車開発に携わるエンジニアとしての心得、モータースポーツ参戦における現場のマネジメントなど、歴史の証人でなければ自ら明かすことができない人間の迫真のドラマを10人の証言から余すところなくお伝えします。クルマの未来を切り拓くヒントは、この先人たちの教訓にある!
●第1章 木全 巌 三菱ラリーアート、そして日本のラリー界を世界レベルにした立役者
●第2章 細谷四方洋 トヨタ2000GT開発ドライバーにして数多くの世界記録を樹立したTEAM TOYOTAのキャプテン
●第3章 松井孝晏 ケンメリスカイライン、そして社会現象を巻き起こしたBe-1のデザインを手がけたデザイナー
●第4章 岡田稔弘 国産初の超高性能GT、初代ソアラを送り出し、白洲次郎や徳大寺有恒らホンモノの選択眼を備えた人たちから絶賛された男
●第5章 福井敏雄 トヨタモータースポーツの中心人物で、F1にWRC、ル・マン24時間の現場で陣頭指揮を執った男
●第6章 伊藤 健 1990~2000年代のWRCで活躍したインプレッサWRX STiバージョンを作り出した男
●第7章 吉松広彰 WRCをグループAで席巻した初代ランサーエボリューションを誕生させた男
●第8章 島田勝利 伝説のR380、R381、R382を生み出した櫻井眞一郎の“懐刀”
●第9章 松田栄三 トヨタ2000GT開発初期メンバーにして、多くの貴重な開発記録を残した男
●第10章 鈴木 孝 日野コンテッサ900、コンテッサ1300クーペのエンジンを開発し、殿堂入りしたエンジニア
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書誌情報
紙版
発売日
2020年03月18日
ISBN
9784065155905
判型
B5
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
128ページ
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