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みつきの雪
ミツキノユキ
信州の村にすむ小学五年生の少女・満希は、都会からの山村留学生、行人と気の合う友人へとなっていく。
やがてふたりは同じ高校に進んだが、満希は地元で農家を継ぐことになり、行人は遠くの医大への進学を希望していた。
卒業式前日、中学時代にふたりで訪れた村の図書館で、行人は山村留学を選んだ理由を初めて語り始める。「第21回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品。(選考委員:斉藤洋、富安陽子、鷲田清一の各氏)
ひとつひとつのエピソードが、時間のはなれた前後のエピソードと有機的につながっているからでしょう。そのつなげ方が、この作家はうまいのです。──斉藤 洋
よく磨かれた丁寧な言葉で紡がれた美しい物語でした。だから、言葉と言葉が響き合い読む人の心を震わせます。 ──富安陽子
「力のこもる指先の爪が白く変わっていく」。この表現に心底、ふるえた。─中略─
著者のそういう筆致は、もはや児童文学という枠を突き抜けていると思う。──鷲田清一
Ⓒmeiri mashima
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書誌情報
紙版
発売日
2020年02月03日
ISBN
9784065181294
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
162ページ
シリーズ
文学の扉
電子版
発売日
2020年01月31日
JDCN
06A0000000000178408G
初出
本作品は、第21回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品です。
著者紹介
著・作: 眞島 めいり(マシマ メイリ)
2019年、本作『みつきの雪』にて、ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。
イラスト: 牧野 千穂(マキノ チホ)
2001年 装画を描くコンペティションVol.1 準グランプリ入賞 、2003年 TIS公募プロ部門 銀賞 。2009年「魔法使いの弟子たち」(作・井上夢人)で第40回講談社出版文化賞受賞。絵本『うきわねこ』 『ゆきがふる』(蜂飼耳・文)怪談えほん『くうきにんげん』(文・綾辻行人) 書籍装画『羊と鋼の森』(宮下奈都・著)など多数。